Excuse for my daydream

*下駄箱の混迷
学校という場所には、いろんなドラマがあると思う。このシリーズでは、生徒である彼女が、大人の先生達の微妙な人間関係や、先生である以前に一個の人格であるという部分がこぼれるところを 敏感にキャッチして…というところが狙いどころです。第一弾は、先生が”男と女”であるという一瞬を垣間見る、というシチュエーションでした。

(2009/7/4 Up)

*家庭科室は乙女の戦場
先生は清く正しく美しいもの。そんな清廉潔白な生き物として生徒には捕らえられていると思うんですが、実際人間ですから、それなりに打算や思惑があると思うんですよ。特に、恋する女は、ね。
先生だって、欲しいものは欲しいし、ずるいことだってする。優しげな男は、時にずるいものですよ。高校生ってもうある部分は十分大人だから、そういった狡さとそれに振り回される側に(無意識に)同情する、そんな感じを書いてみました。

(2009/7/4 Up)

*塔屋パラダイス
ついに、あの男が登場。もうただ、それだけです。
既婚者で先生、でもミステリアスというのは、もうそれだけで脳内が爆発です(私だけ…?)。好きなように書きました。スイマセン。
設定なんかはもう少し、次回で明らかにするつもり…です。
高校生って、シャイでも内向的でも、もう十分女で、怖さを知らない分暴走したら強い。でも、自分でソレをコントロールできないから、そんな自分に戸惑ったりする。そんな部分を書いてみました。
(2009/7/4 Up)

*迷宮保健室
嗅覚というのは、記憶の底と密接につながっている。
ある香りをかぐと、それにリンクした記憶…とうの昔に忘れてしまっているはずの記憶がよみがえったりするらしい。
15、6歳の女の子にとって、35歳の男の人って、ある意味父親と同族だと思うんだな。最近の高校生は、どうなんだろう?とりあえず、拙宅の 燕ちゃんは、宇宙人のような、と思っていたみたい。案外天然です(笑)。これから徐々に、塔屋の人が明らかになっていきます。今回は、ポジションと名前だけ、ね。
(2009/7/26Up)


*グラウンド、飛行機雲、キャンバスの赤、そして夏が
斎藤"教官"、参上。燕ちゃん、ついに宇宙人とご対面。
物事は体系的に起こらない。いろんな出来事の破片が、ある日突然一つの現象の理由や予兆となったりする。明確な引き金のある出来事 なんてなかなか人生では起こらないもの。燕ちゃんの日常で思うもやもやした感じ…何かをしなきゃならないということは解っているけど、何を したらいいかわからないというような、そういった漠然とした焦燥も描いてみたいポイントでした。点が線になっていく感じがつたわればなと思います。
(2009/9/28Up)





designed by {neut}